徳島文理大学について

徳島文理大学の歴史

徳島文理大学は
2025年に
130周年を迎えます

130周年

明治28年(1895)、村崎学園創立者村崎サイは「女性の自立」を唱え、「自立協同」を建学の精神として本学園を創立しました。

「自立協同」とは、自分自身のアイデンティティを確立し、社会の一員としての協調性の大切さを知ること。徳島文理大学は、その精神のもと「人間の自立と学芸の独立」を掲げ、今日まで多くの優秀な人材を社会に送り出してきました。 この精神を忘れず、大学生活を送りながら何を考え、どのように行動するか、そこに人生を強く生き抜くヒントが隠されていると思うのです。 生涯で最も自由に学べる時間が与えられている今、徳島文理大学で、「あなたがあなたである何か」を見つけてください。人として誇れるものを見つけるための大切な時間がここにあります。

建学の精神

自立協同

徳島文理大学の建学精神は、「自立協同」である。 この建学精神は、学祖村崎サイが明治28年(1895年)7月徳島に私立裁縫専修学校を設立した歴史に由来する。学祖は、「女も独り立ちが出来ねばならぬ」との信念を持ち「女性の自立」を唱えて村崎学園を創立した。昭和20年(1945年)7月、学園は戦火に包まれ灰燼に帰し、村崎サイも学園と運命を共にした。その年の秋、戦野から帰還した村崎凡人前理事長は、学園の復興に精魂を傾け、総合学園の建設を目指した。その過程で、「他からの協力、他 への協力なくして、『人間の自立』はあり得ない。」との確信に至り、学祖村崎サイの精神を受け継ぎ、「村崎学園」の建学精神を 「自立協同」としたものである。

この建学精神の意味するところは、成長してゆく人間として、「自立」は重要な到達目的であり、「協同」は「自立」を具現化する方法とするものである。
「協同」は「力を合わせて物事をする」ことなので、個としての「自立」は、「協同」すなわち「他からの協力、他への協力」という体験の中で促される。「人」はその体験を通して人間的な成長を遂げる。学園における教養的教育、専門的学術・芸術探求の教育は、まさに「人間の自立」を促す「協同」の場であらねばならない。

爾来、学園はこのような歴史に基づいた「自立協同」の建学精神のもと、教育を推進し、幼、小、中、高、短大、大学併せて9学部27学科、6大学院、3専攻科、そして、5研究所、1相談室を有する総合学園として発展してきた。
今後とも建学精神のもと、ますます精進し、学術・芸術の探究を通して未来を創造する大学でありたいと願っている。

創立者 村崎サイ

創立者 村崎サイ 創立者 村崎サイ

学祖・村崎サイは1864年(元治元年)、香川県小豆島で生まれました。教育への理解ある父親のすすめで、小豆島・大阪・ 岡山・高松にて学び、明治22年、愛媛県初の女性教員となりました。徳島での小学校勤務を経て、1895(明治28)年、 「女も独り立ちが出来ねばならぬ」と私立裁縫専修学校を設立いたしました。 サイは女性の社会進出・自立に一生を捧げた教育者でした。 第二次世界大戦・徳島空襲により校舎が灰燼に帰す中、サイ自身も学園とともに殉職しましたが、建学の精神「自立協同」 は今日まで脈々と受け継がれております。

前理事長 村崎凡人

村崎 凡人 村崎 凡人

1914(大正3)年、学園創立者村崎サイの孫として生まれました。早稲田大学文学部卒業、国文学者・歌人。第二次世界大戦には、満州、フィリピンで従軍しました。終戦により復員し、「自立協同」の建学精神のもとサイの遺志を継ぎ、昭和 24年より理事長となり、徳島女子高等学校を基盤に幼・小・ 中・高・短大・徳島文理大学・同大学院を創立、西日本でも有数の総合大学に育て上げました。その人柄は「暖流の流れている海だ」と評されて慕われました。

沿革

1895年
(明治28年)
村崎サイ、私立裁縫専修学校を創立。
「女性の自立」を唱え、自立協同を建学の精神とする。

1912年(明治45年) 新築の寺島校舎
1924年
(大正13年)
徳島女子職業学校設置許可

1926年(昭和元年)完成の徳島女子職業学校
1932年
(昭和7年)
徳島女子職業学校経済科設置許可
1944年
(昭和19年)
財団法人村崎女子商業学校認可
1947年
(昭和22年)
財団法人村崎学園認可
村崎高等女学校と校名変更
1948年
(昭和23年)
村崎女子高等学校と校名変更
1951年
(昭和26年)
学校法人村崎学園認可
1958年
(昭和33年)
徳島女子高等学校と校名変更
1961年
(昭和36年)
徳島女子短期大学創立、家政科設置
1962年
(昭和37年)
徳島女子短期大学家政科専修分離(家政専修、食物専修)
1963年
(昭和38年)
徳島女子短期大学保育科設置
1966年
(昭和41年)
徳島女子大学創立、家政学部家政学科設置
徳島女子短期大学文科(国文専攻・英文専攻)、音楽科設置
1967年
(昭和42年)
徳島女子大学家政学部家政学科専攻分離(家政学専攻、管理栄養士専攻)
1968年
(昭和43年)
徳島女子大学音楽学部音楽学科設置

1970年(昭45年)の徳島女子大学・同短期大学
1970年
(昭和45年)
徳島女子大学家政学部児童学科設置
徳島女子短期大学商科設置
1972年
(昭和47年)
徳島女子大学薬学部薬学科、衛生薬学科設置
徳島文理大学と校名変更
1973年
(昭和48年)
徳島文理大学短期大学と校名変更
徳島文理大学附属幼稚園開設
1974年
(昭和49年)
徳島文理大学短期大学家政科専攻分離(家政専攻、食物専攻)
1975年
(昭和50年)
徳島文理大学音楽専攻科設置
徳島文理大学附属中学校開設
1976年
(昭和51年)
徳島女子高等学校を徳島文理高等学校と校名変更
徳島文理大学附属中学校を徳島文理中学校と校名変更
1979年
(昭和54年)
大学院薬学研究科薬学専攻[修士課程]設置
1980年
(昭和55年)
徳島文理大学短期大学を徳島文理大学短期大学部と校名変更
1981年
(昭和56年)
大学院薬学研究科薬学専攻[博士課程(後期)]設置

1982年(昭和57年)
香川キャンパスに浩宮徳仁親王殿下(現天皇陛下)をお迎えして
1983年
(昭和58年)
香川キャンパス(香川県さぬき市志度)を開学
文学部日本文学科、英米文学科設置(香川キャンパス)
1984年
(昭和59年)
徳島文理小学校開設
1987年
(昭和62年)
短期大学部経営情報科設置(香川キャンパス)
1988年
(昭和63年)
短期大学部家政科を生活科学科(生活科学専攻、食物専攻)に名称変更
カナダ バンクーバー・コミュニティ・カレッジと姉妹校協定締結
1989年
(平成元年)
工学部機械電子工学科、情報システム工学科設置(香川キャンパス)
村崎サイメモリアルホール完成(香川キャンパス)
1992年
(平成4年)
文学部コミュニケーション学科設置(香川キャンパス)
大学院文学研究科地域文化専攻[修士課程]設置(香川キャンパス)
1993年
(平成5年)
徳島文理大学家政学専攻科設置
大学院工学研究科システム制御工学専攻[修士課程]設置(香川キャンパス)
学園創立百周年 村崎凡人記念図書館、総合体育館完成(徳島キャンパス)
1994年
(平成6年)
家政学部生活環境情報学科設置
大学院文学研究科地域文化専攻[博士課程(後期)]設置(香川キャンパス)
1995年
(平成7年)
大学院工学研究科システム制御工学専攻[博士課程(後期)]設置(香川キャンパス)
学園創立100周年
アメリカ マサチューセッツ工科大学[MIT]と大学間協定締結
カナダ ランガラ大学と姉妹校協定締結

マサチューセッツ工科大学と大学間協定締結
1996年
(平成8年)
短期大学部文科英文専攻を英語文化専攻に名称変更
1997年
(平成9年)
短期大学部文科国文専攻を日本文学専攻に名称変更
大学院家政学研究科食物学専攻、生活環境情報学専攻[修士課程]設置
学園創立110周年記念リサーチ アンド メディア ライブラリー(香川キャンパス)
第3工学研究棟テクノラボ完成(香川キャンパス)
家政学部総合研究棟9号館完成(徳島キャンパス)

学園創立110周年記念
リサーチ アンドメディアライブラリー
1998年
(平成10年)
大学院家政科研究科児童学専攻(児童教育学コース、臨床心理学コース)[修士課程]設置
大学院薬学研究科医療薬学専攻[修士課程]設置
家政学部人間発達学科設置
文学部文化財学科設置
工学部環境システム工学科設置
アメリカ インディアナ大学と学術交流協定締結
1999年
(平成11年)
大学院家政学研究科人間生活学専攻[博士課程(後期)]設置
短期大学部文科を改組し、言語コミュニケーション学科設置
ベトナム ハノイ国家大学と学術交流協定締結
大学院家政学研究科児童学専攻臨床心理学コース、臨床心理士養成の指定を受ける。
2000年
(平成12年)
総合政策学部総合政策学科設置
総合政策学部 総合研究棟・音楽棟完成(徳島キャンパス)
学園創立110周年記念むらさきホール完成(徳島キャンパス)
オーストリア ウィーン国立音楽大学・アメリカ シェナンドー大学と姉妹校協定締結

ウィーン国立音楽大学との調印式

シェナンドー大学と姉妹校協定締結

学園創立110周年記念
アメリカ音楽療法協会本部にて

学園創立110周年記念 むらさきホール
2001年
(平成13年)
総合研究棟ツインタワービル完成(徳島キャンパス)

総合研究棟ツインタワービル
2002年
(平成14年)
薬学部衛生薬学科を医療薬学科に名称変更
家政学部家政学科管理栄養士専攻を改組し、食物栄養学科設置
家政学部生活環境情報学科を改組し、生活情報学科、住居学科設置
家政学部を人間生活学部に名称変更
家政学部家政学科家政学専攻を人間生活学部人間生活学科に名称変更
2003年
(平成15年)
人間生活学部人間福祉学科設置
人間生活学部人間発達学科を心理学科に、文学部英米文学科を英米言語文化学科に名称変更
短期大学部経営情報科を地域ビジネス情報科に名称変更(香川キャンパス)
香港大学と学術交流協定締結
2004年
(平成16年)
工学部ナノ物質工学科設置(香川キャンパス)
大学院総合政策研究科地域公共政策専攻[専門職学位課程]設置
香川薬学部創薬学科設置(香川キャンパス)
韓国 檀国大学校と学術交流協定締結
2005年
(平成17年)
大学院香川薬学研究科創薬科学専攻[博士課程(前・後期)]設置(香川キャンパス)
徳島文理大学家政学専攻科を人間生活学専攻科に名称変更
大学院家政学研究科を人間生活学研究科に名称変更
大学院人間生活学研究科児童学専攻臨床心理学コースを改組し、心理学専攻[博士課程(前期)設置]
大学院工学研究科ナノ物質工学専攻[博士課程(前・後期)]設置
学園創立110周年
香港城市大学と学術交流協定締結
スロベニア ヨーゼフ・ステファン国際大学院と学術交流協定締結

創立110周年記念式典
2006年
(平成18年)
人間生活学部生活情報学科をメディアデザイン学科に名称変更
薬学部薬学科[4年制]、医療薬学科[4年制]を改組し、薬学科[6年制]設置
香川薬学部創薬学科[4年制]を改組し、薬学科[6年制]、薬科学科[4年制]設置(香川キャンパス)
イタリア パヴィア大学と学術交流協定締結
2007年
(平成19年)
工学部臨床工学科設置(香川キャンパス)
人間生活学部人間福祉学科を改組し、人間福祉学部人間福祉学科設置
2008年
(平成20年)
人間福祉学部を保健福祉学部に名称変更
文学部英米言語文化学科を英語英米文化学科に名称変更(香川キャンパス)
工学部機械電子工学科を機械創造工学科に名称変更(香川キンャパス)
工学部情報システム工学科を電子情報工学科に名称変更(香川キャンパス)
保健福祉学部看護学科設置
オーストラリア グリフィス大学と学術交流協定締結
2009年
(平成21年)
工学部を理工学部と名称変更(香川キャンパス)
徳島文理大学助産学専攻科設置
人間生活学部住居学科を建築デザイン学科に名称変更
イギリス グロスターシャー大学と学術交流協定締結
台湾 中山医学大学と学術交流協定締結
台湾 新民高級中学と高大連携校協定締結
2010年
(平成22年)
保健福祉学部理学療法学科設置
台湾 大仁科技大学・台南応用科技大学・台北医学大学と学術交流協定締結
台湾 南湖高級中学・樹徳高級家事商業職業学校・新光高級中学(旧樂育高級中学)と高大連携校協定締結
大学院香川薬学研究科薬科学専攻[修士課程]設置(香川キャンパス)
2011年
(平成23年)
台湾 嘉南薬理科技大学・義守大学・東海大学・国立台中教育大学・国立台湾師範大学と学術交流協定締結
台湾 高雄市立三民高級中学と高大連携校協定締結
2012年
(平成24年)
香川キャンパスに保健福祉学部設置
保健福祉学部診療放射線学科設置(香川キャンパス)
臨床工学科を理工学部から保健福祉学部へ移行
台湾 中原大学・逢甲大学・開南大学と学術交流協定締結
大学院薬学研究科薬学専攻博士課程(4年課程)設置
2013年
(平成25年)
中国 厦門大学と学術交流協定締結
韓国 水原大学校・水原科学大学と学術交流協定締結
台湾 康橋双語学校と高大連携校協定締結
2014年
(平成26年)
大学院看護学研究科看護学専攻[修士課程]設置(徳島キャンパス)
韓国 安山江西高等学校と高大連携校協定締結
台湾 淡江大学と学術交流協定締結
2015年
(平成27年)
中国 広東省外語芸術職業学院と学術交流協定締結
中国 北京語言大学附属大連高級中学と高大連携校協定締結
地域連携センター開設
学園創立120周年記念式典
2号館アカンサスホール完成
2016年
(平成28年)
大学院看護学研究科看護学専攻[博士課程]設置(徳島キャンパス)
大学院総合政策学研究科[修士課程]設置(徳島キャンパス)
2017年
(平成29年)
保健福祉学部口腔保健学科設置(徳島キャンパス)
2018年
(平成30年)
ポーランド ルブリン医科大学と学術交流協定締結
2019年
(令和元年)
トレーニングセンター完成(徳島キャンパス)
2020年
(令和2年)
学園創立125周年式典挙行
2025年
(令和7年)
JR高松駅横に「高松駅キャンパス」移転予定(香川キャンパス)