徳島文理大学について

卒業生インタビュー

公開日 2024年08月05日

大学病院で歯科衛生士としての専門性を磨く日々。夢を叶えられたのは親身に支えてもらえたから。
保健福祉学部 口腔保健学科卒業
PROFILE

奈良県立医科大学附属病院

藤川 慶乃さん

就職先の選択肢を広げるために文理大へ

私が勤務するのは、奈良県立医科大学附属病院の周術期管理センター。そこで、患者さんの周術期口腔衛生管理を行っています。口腔内には細菌が多く、全身麻酔の気管挿管時に口腔内細菌が気管に流れ込み、抵抗力が弱った手術後に誤嚥性肺炎などの合併症を引き起こしてしまう恐れがあります。手術後の合併症は入院期間の延長につながってしまうため、手術前から口腔ケア介入を行っています。

私が、歯科衛生士になろうと思ったのは中学生の頃。当時通っていた歯科医院の歯科衛生士さんに虫歯がないことを褒められ、「あなたが歯科衛生士になってくれたら説得力があるね」と言われたことがきっかけで、目指すようになりました。夢を叶えるために徳島文理大学を選んだのは、4年制大学で専門知識をより深く学んで就職の幅を広げたいと考えたから。就職先は、歯科クリニックの他に、病院、行政機関、企業など幅広い進路が選択できます。また、当時、口腔保健学科は新設されたばかりで、充実した新しい実習設備で学べる点も魅力的でした。

少人数制で相談しやすい環境が魅力

就職試験が近づくにつれ、論文や面接の練習で自分の意見をうまくまとめることができず焦ったり、分からない問題や納得できない答えに不安になったりすることが多々ありました。そんな時に支えてくれたのが、学科の先生や就職支援部の方々でした。私が理解できるまで何度も説明してくださったり、受験先の特徴を踏まえた論文の書き方をアドバイスしてくださったり、時には夜遅くまで一緒に悩んでくださったことも。本当に心強い存在でした。 また、学外臨床実習はとても苦労しましたが、現場の雰囲気や患者さんとのコミュニケーションの取り方などを学生時代に経験することができたので、今となっては仕事につながる貴重な機会だったと感じています。現在は、大学病院の歯科衛生士として働きながら高度な知識・技術を身につけ専門性を高めていき、将来個々の患者さんに合ったケアを提供できる認定歯科衛生士の資格の取得を目指しています。

徳島文理大学で歯科衛生士の資格を学ぶ魅力は、総合大学の強みを生かし、他学科との合同授業があること。学生の時から他の職種の業務について知ることで、多職種連携を意識した歯科衛生士の役割が学べます。また、口腔保健学科は少人数制で教員との距離が近く、先生に何でも相談しやすい温かい環境です。ぜひオープンキャンパスでその雰囲気を感じてみてください!