徳島文理大学について

卒業生インタビュー

公開日 2024年08月05日

全国でも非常に珍しい女性の技術教員に合格。生徒とともに成長したい。
理工学部 ナノ物質工学科卒業
PROFILE

小豆島町立小豆島中学校

兒島 郁海さん

生徒の「楽しい!」がやりがいに

私は2022年4月から、小豆島中学校で技術の先生としての仕事をスタートさせました。技術について教えたり、生活面や部活動の指導をしたりしています。実際に働いてみると、授業よりも、給食指導や提出物の管理などを大変に感じる日々です。

大学入学当初は、「教員になるのも良いかも」くらいの気持ちだったのですが、教職の授業を受けたり、家庭教師のアルバイトをしたりしていくうちに、生徒に勉強を教えることの楽しさを知り、より多くの生徒に学ぶことの楽しさを知ってもらいたいと思うように。漠然とした気持ちが明確になり、教員になることを決意しました。

仕事のやりがいは何といっても生徒に「授業が楽しい」と言ってもらえることです。授業中、生徒が生き生きと取り組んでいる姿を見たときや、生徒の成長を感じたときに、教員になって良かったと心から感じられます。現学校の生徒たちはとても素直で、毎日学校に行くことが楽しくて仕方ありません。

サポートが手厚い大学時代の環境に感謝

技術の授業には、生物育成の技術や情報ネットワークなどの内容もあるので、理工学部で学んだ内容がよく出てきます。中学校で学習する内容は基礎的なものですが、深掘りをすると生徒の反応が良く、興味を引き付けることができるので、大学で学んだ応用が活かされていると感じます。

また、大学では教員になるにあたり、手厚い対応があったことにも感謝しています。教員採用試験と卒業研究の両方を取り組 むために4年生になっても授業数が多かったので、卒業研究の時間を十分に取ることができませんでした。しかし先生方も時 間を調節して対応してくださったり、教員採用試験対策や個別の面接練習もしてくださったり、そのサポートのおかげで、夢 だった教職に就くことができました。

中高生の皆さんには、学生時代により多くのことを体験してほしいと思っています。自分の身近なことだけでなく、いろいろな ところに行って、見たり聞いたりして、視野を広げてほしいです。進路の選択肢を増やすためにも、多くのことを知るのが大事 だと思います。私自身も生徒から学ぶことが多く、生徒を育て、自分も成長する先生を目指していきたいと思っています。