徳島文理大学について

卒業生インタビュー

公開日 2024年08月05日

一大イベントをやり遂げた経験が現在の仕事の大きな糧
短期大学部 保育科卒業
PROFILE

論田ひまわり保育園

中泉 紗姫さん

保育科のイベント「おとぎのくに」が何よりの思い出

 徳島文理大学短期大学部保育科は、毎年近隣の保育・幼稚園児を招いて学生たちが子どものために行う手作りイベント「おとぎのくに」を開催しています。1年生の時は初めてで右も左も分からず、悩み苦しみながらも友人たちと支え合い頑張りました。2年生のミュージカルでは、私の考案したストーリーが採用されました。ロシアのウクライナ侵攻のニュースに心を痛めることが多かったため、「異なるもの同士が混ざり合うことで素敵なものが生まれる」というテーマにしました。試行錯誤しながら、レオ・レオニの有名な絵本「あおくんときいろちゃん」にもヒントを得て、黄色と青色の街が重なり緑になるというストーリーになりました。生活科学専攻の方たちにも衣装作りなど手伝っていただき、みんなで力を合わせて完成させることができました。

 ミュージカルのほかにも、ハンドベルやダンス、合唱、司会など、2年生は役割も多く、準備期間はとても大変でした。その大変な期間を乗り越え迎えた本番の2日間。緊張もしましたが、子どもたちのとても楽しそうな表情や反応を見て、「頑張ってよかった!」と、今まで感じたことのない大きな達成感を得ることができました。就職後、入園式で新入児や保護者の前でも物おじせず堂々と手遊びを披露できるなど、この「おとぎのくに」の経験が今でも役に立っています。

保育の現場で大学での学びをいかす日々

 現在は保育園で1歳児の担任をしており、子どもたちの生活の援助をしながら一緒に楽しく過ごしています。私自身が保育園児の頃から夢見ていた保育士になれて、毎日喜びをかみしめています。授業で覚えたわらべうたや手遊びは実際に今でも使っていますし、乳児への関わり方など、保育中さまざまな場面で大学での学びがいきていると感じます。働き始めて1年が経ちますが、一緒に働く先生は「こんな先生になりたい」と思う素敵な先輩が多く、勉強の日々です。周りから頼られ子どもたちから慕われる、元気いっぱいの先生を目指して、これからも頑張ります!

 私にとって短大時代は、「2年間じゃ足りない」と思えるぐらい楽しくて素晴らしい時間でした。先生との距離も近く、なんでも相談しやすい環境で、就職活動でも手厚くサポートしていただきました。大学の設備も整っていて、周辺にもいろいろなお店や施設があり、勉強もプライベートもとにかく充実した生活を送ることができました。受験生のみなさんも、徳島文理大学に入学して後悔することは絶対ないと思いますよ!