徳島文理大学について

卒業生インタビュー

公開日 2024年08月05日

「悩んだら、まずやる。」で経験を積むことが成長のきっかけに
保健福祉学部 臨床工学科卒業
PROFILE

神戸市民病院機構神戸市民病院 西神戸医療センター

久保 茂史さん

私は現在、神戸市民病院機構神戸市民病院西神戸医療センターに勤務しています。主な役割として患者さんに対しての透析や内視鏡検査、アンギオ検査といって足のつけ根や手首などからカテーテルという細い管を目的部位の血管に通して、エックス線を用いて造影剤が流れる様子を撮影するなどの業務を行っています。来年からは、医用工学の技術を用いた機器の操作や、ICU(集中治療室)で臨床工学技士として働く予定になっています。
“チーム医療”という言葉の通り、臨床工学技士も医療現場において多職種間での連携が重要だと感じています。透析業務については、医師や看護師ではなく臨床工学技士がリーダーシップをとって業務を行うこともあります。現在はついていくのに精一杯ですが、将来は今必要とされていることを先回りしてできるようになることが目標です。

徳島文理大学では、同じ臨床工学技士を目指すという目標を持った友人などと国家試験に向けて勉強したことが心に残っています。教え合う中で「自分に必要なことが何か」など、人間的にも成長できたと実感していまし、先生や友人との距離がとても近かったので、なんでも話しやすく悩みもありませんでした。大学時代の先生や友人には本当に感謝しています。また、分からないことはすぐに聞くという習慣を身につけることができたので、社会に出てからも分からないことがあればまず自分で考え、先輩に意見を求めるようにしています。

私は、高校生の時、病院で透析装置を見る機会があり臨床工学技士という仕事に興味を持ち始め今実際に臨床工学技士として働いています。中高生の皆さんにも興味を持ったものは全力で楽しんで学ぶことが大事だと伝えたいですね。 また、難しく考えすぎるより、まずは体を動かし、実際に自分で現場を体感しながら一つ一つ物事をこなすようにすることも大切です。私も「悩んだら、まずやる。」を目標に、これからも患者さんのためにチーム医療の一員として活躍していきたいと思います。