教員インタビュー

公開日 2026年11月09日

臨床工学科インタビュー
医療と工学で命を救う「臨床工学」ってこんな面白いんです!
医療機器を通じて患者さんの命を支える「臨床工学」。今回は保健福祉学部 臨床工学科の先生にお話を伺いました!「医療の仕事に興味がある」「機器の仕組みを知りたい」「文系だけど医療系に進みたい」と進路に悩む高校生にぴったりのインタビューです!
保健福祉学部 臨床工学科
鶴本雅信 先生

専門分野を教えてください!

専門分野は、患者さんの命を支える医療機器を扱う 臨床工学分野 全般です。臨床工学技士 は、手術室やICUなどで使われる 人工心肺装置 や 人工呼吸器、血液浄化装置(透析) などの生命維持管理装置を操作・保守点検する医療のプロフェッショナルです。私自身も急性期総合病院で臨床経験を積んできました。現在はその現場経験を生かし、機器の仕組みや操作法だけでなく、医療現場での臨床的判断力 や患者さんを支える姿勢を教育しています。さらに、体に触れずに呼吸や動きを測定するセンサ開発 など、医療と工学を組み合わせた最新技術の研究 にも取り組んでいます。

なぜこの分野を専門にしようと思ったんですか?面白さも教えてください!

もともと医療分野に興味があり、それと同時に機械の分解や電気回路の仕組みを考えることも大好きでした。そこで 医療と工学の両方に関わり命を救う仕事 である臨床工学技士の存在を知り、この道を志しました。実際の医療現場では、同じ医療機器であっても患者さんの容態によって適切なアプローチや判断が刻一刻と変化します。単なる知識だけでは解が出ない臨機応変さ こそが、臨床工学の奥深さであり一番の面白さです。現場で生まれた疑問を研究によって解決し、新しい医療技術で現場の安全を高めていけるやりがい にも大きな魅力を感じています。

授業ではどんなことを大事にしていますか?

本学には、大学病院と同等レベルの人工心肺装置や人工呼吸器、透析装置、生体情報モニタ、各種治療機器など、最新の高度医療機器が数多く揃っています。授業では、こうした恵まれた環境を最大限に生かし、座学で知識を学ぶだけでなく、実際に機器に触れて動かし自ら思考する実践的な実習 を重視しています。単に操作方法を覚えるのではなく、「なぜこの操作が必要なのか」「万が一の異常時にまず何を調べるべきか」を現場さながらの シミュレーション授業 を通して身につけていきます。学生一人ひとりの理解度に寄り添い、分からないことを放置せずできるまで一緒に取り組む指導 を大切にしています。卒業後、医療現場で自ら落ち着いて判断し、患者さんを支えられる医療人に育ってほしいですね。

学生と接する中で印象的だったエピソードは?

卒業研究ゼミナールでは、学生と一緒に研究テーマを考え、実験やデータ整理、発表の準備まで取り組んでいます。最初は何をすればよいか分からず不安そうだった学生が、実験がうまくいかない原因を一緒に考え、何度も試していく中で、少しずつ自分からアイデアを出せるようになっていく姿がとても印象に残っています。最後には、自分たちで得た研究成果をまとめ、学外の学術大会などで多くの人の前に立って発表するまでに成長しました。直近では、学生の研究発表が学術大会で優秀演題に選ばれるなど、学外でも成果が評価されています。学生と一緒に悩み、考え、できたときには一緒に喜べる距離の近さを大切にしています。

 

実は…◯◯が好きなんです!

私の趣味は バレーボール です!学生時代から本格的に打ち込んでおり、41歳になった現在も現役選手としてコートに立ち続けています。今年9月に石川県で開催された9人制バレーボールの全国大会、日本スポーツマスターズ2026石川大会に出場しました。バレーボールの魅力は、仲間と声をつないで一つのボールを追いかけるチームワーク にあります。何年続けても試合になると夢中になれますね。チームで声を掛け合い連携する姿勢は、医療現場でチーム医療の一員として働く臨床工学技士の仕事 にも通じる大切な経験だと実感しています。

 

臨床工学科にはどんな方が向いていると思いますか?

「工学」という言葉から理系科目や機械が得意な人向けと思われがちですが、決してそれだけではありません。「医療に関わりたい」「人の役に立ちたい」「医療機器に触れて学んでみたい」という強い気持ち があれば誰でもスタートラインに立てます。実際に本学科では、普通科の文系コースや商業科など理系以外の高校出身者も多数在籍 しており、基礎からしっかり学んで 臨床工学技士国家試験に合格した実績 が豊富にあります。入学後に基礎から丁寧にサポートしますので、今の得意・不得意にとらわれず、新しい学びや夢に挑戦したい方にぜひ来てほしいです。

受験生にひとことメッセージをお願いします!

医療に興味がある方や、機械・最新技術にワクワクする人にぜひ知ってほしいのが本学の臨床工学科です。学内では 最新の高度医療機器 に実際に触れながら、基礎から実践的なスキルまでしっかり学ぶことができます。また、卒業後の進路 は病院の 臨床工学技士 だけではありません。医療機器メーカーへの就職実績 も豊富で、大手上場企業 で活躍している卒業生も多数います。医療現場で患者さんを直接支える道も、企業で新しい医療技術を支える道も自由に選べます。現時点で将来がはっきり決まっていなくても大丈夫です。少しでも興味を持った方は、施設見学なども随時対応していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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